スキンケア

知っておこう!メンズ美容でよく使われるワード 【スキンケア編】

メンズコスメやスキンケアアイテムに興味はあるが、ネットや雑誌でよく使われる言葉に「???」と感じる方も多いだろう。メンズ美容に初心者の方は、まずこちらの用語をチェックしよう!まずは肌とスキンケアについて、よく聞く言葉をチェック!

肌のタイプや構造について

▼まずは肌の構造について

肌の構造は大きく分けて3つあることを覚えておこう。「表皮」は外からのバリア機能・保湿機能を持つ。「真皮」にはコラーゲンやヒアルロン酸が含まれており、「皮下脂肪」はその名前の通り、ほとんどが脂肪だ。

敏感肌

外界からの刺激に反応しやすく、それに伴いトラブルが起きやすい肌のこと。

乾燥肌

皮脂が少なく、水分が不足している肌。肌がカサカサしており、荒れやすい肌のこと。

脂性肌・オイリー肌

皮脂も水分も多い肌のこと。潤いはあるもののベタつきやすい。

混合肌

皮脂が多いにもかかわらず、水分が不足している肌のこと。脂っぽいがカサつく肌。

ターンオーバー

肌は一定のサイクルで新しく生まれ変わっており、健康な状態を保つための代謝の仕組みのこと。表皮にある角化細胞は、約1ヶ月ほどかけて角層になるため変化しながら上に押し上げられている。そのあとは、表皮の一番外側にある角層となり、バリアや保湿機能の役割を持ち、約2週間後には垢やフケとなり、剥がれ落ちる仕組みだ。

メラニン色素

毛髪や肌、瞳の色を作る色素のこと。メラニンの量が皮膚内に多い場合、肌は黒く見える。また、メラニンは紫外線を吸収し、細胞を守る役割がある。日焼けにより、皮膚が黒くなってしまう現象は、紫外線を浴びた皮膚がメラニンにより、一時的に細胞を守る反応だ。

Tゾーン、Uゾーン、Cゾーン

「Tゾーン」とは、おでこと鼻筋を繋いだ部分でTの字に見える部分だ。顔全体の中で、皮脂の分泌量が多いため、テカりを起こしやすい部分。「Cゾーン」は、目元部分、Uゾーンは、顎下からもみあげにかけた部分のこと。

スキンケアについて

化粧水、ウォーター、ローション

さまざまな呼び方があるが、これらは肌に水分を入れることでうるおいを浸透させ、肌を柔らかくして、その後に使うスキンケアアイテムのなじみをよくする。
イメージとしては、乾いた土に水を入れることと似ている。また、カミソリ負けを防ぐ効果もある。

乳液、ミルク

肌にうるおいを保ち、硬くなった角層を柔らかくし、なめらかな肌にするためのアイテム。化粧水で与えた水分を角質層に閉じ込めるために使う。化粧水で肌にうるおいを浸透させたとしても、油分が少ないと水分が蒸発してしまい、うるおいが逃げてしまうことに繋がる。 それを防ぐに、乳液やミルクで油分を補うことが必要だ。 およそ乳液は10~30%が油分と言われている。

クリーム

肌表面を密封し、うるおいを持続させ、肌の働きを良い状態に保つためのアイテム。
クリームは油性成分が25~50%と乳液よりも多く、保湿効果が高い。また、化粧水や乳液で肌に浸透させた成分を蒸発させない役割もある。異物を肌の奥まで通さないバリア機能も兼ね備えているのがクリームだ。

美容液

美容成分を肌の角質層まで届けるという役割がある。保湿や美白の機能があるものなど、様々な種類がある。

セラム

美容液と同じで、元々「血清」という意味。

ブースター

化粧水の前に使う導入美容液のこと。英語でブースト(boost)の意味は「引き上げる」の意味があり、スキンケアの効果をより高めるためのアイテムだ。

クレンザー

洗顔料と同じ意味だ。汗や皮脂、ほこりなど肌の汚れをキレイに洗い流し、清潔にする効果がある。

リムーバー

英語でリムーブ(remove)の意味は、「取り除く」だが、その名の通り、マスカラやアイシャドー、口紅などのポイントメイクを落とすのに特化したクレンジングのことだ。

シートマスク

美容成分を含むシート状のマスクのこと。シートで肌を密封して、美容成分を集中的に浸透させてくれる。保湿ケアや毛穴ケアなど、さまざまな種類のシートがあり、肌の悩みに合わせて使う。

コラーゲン

皮膚の約70%を占めるタンパク質の一種である。肌の弾力や構造を保つための重要な役割をもつ。コラーゲンは年齢とともに徐々に減っていくが、ストレスや紫外線、日々の生活習慣の乱れによっても減少する。

ヒアルロン酸

皮膚内に存在するうるおい成分のこと。水分を蓄える力がある。ハリ・弾力の土台となるコラーゲン(タンパク質の一種)を良好な状態に保つ機能がある。

毛穴の黒ずみ

古くなった皮脂や角層、肌の産毛が混ざり、小さなかたまりとなった角栓ができることで、毛穴が黒いように見えてしまうこと。

肌の赤み

肌のバリア機能が低下してしまい肌が敏感な状態になると、炎症や血流量が増えてしまい、肌の赤みが目立ってしまうようになる。また冬の急激な温度変化においても、赤みの原因になる。

日焼けについて

UV(A/B/C)

英語で「紫外線」を意味する(Ultra Violet)の頭文字を取った言葉。紫外線には波長が異なるものが3種類あり、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)と呼ばれている。UVCは、オゾン層に吸収され、地上に届かないので、直接肌への影響はないが、問題となるのはUVAとUVB。どちらも肌にダメージを与えるが、主にUVAが光老化の大きな要因となる。

PA

一時的な黒化を引き起こし、長時間にわたり肌に影響を及ぼす「UV-A」を防ぐ効果を表す目安のこと。「Protection Grade of UV-A」の略。効果の度合いは4段階に区分され、「+」の数で表される。

SPF値

短時間で肌に影響を及ぼす、UV-Bを防ぐ効果指数のこと。「Sun Protection Factor」の略。日焼け止めにおいて、数値が高ければ高いほど効果が高い。